ブラック企業からの転職は早く決断!入社直後でも辞める方法と注意点

転職したばかりの方は、入った企業がブラック企業だと分かってもすぐに転職活動するのは気が引けると思います。

  • 会社や家族にはなんて言おうか?
  • 次の面接で退職理由を聞かれたらどうしようか?
  • 会社に迷惑をかけてしまうのが申し訳ない
  • 金銭的な不安がある

考え出すとさまざまな理由が出てくることはよくわかります。

ブラック企業に長く勤めていると、心身ともに疲弊してしまいます。しかし、ブラック企業から転職するのは簡単ではありません。長時間労働になる傾向があるために準備ができないことに加え、早期に退職した理由や志望動機など、面接で上手く伝える必要があります。

また、ブラック企業からブラック企業に転職しないように、求人情報や企業の評判などを事前に調べることも重要です。この記事では、ブラック企業から転職するのは早い方が良いことと、転職の際の注意点と成功させる方法を紹介します。

時間と共に転職するエネルギーはなくなる

ブラック企業は過酷な環境なため日々体力・気力が消耗していきます。特に早めに脱出すべき4つの理由は以下のとおりです。

  • ブラック企業にとって社員は消耗品、疲れて疲弊するだけ
  • 疲れ切った状態では正常な判断ができない
  • 転職先を吟味せずに入ってしまう
  • 空白期間はハンデにならない

すぐに脱出できるようにするためには、常に準備が必要。

社会人が習慣にすべき7つのこと

仕事をするときの7つの鉄則!

どんな職場でも万が一のために以下ができるようにしておくこと!

①|出退勤のメモを取る1分単位・休憩時間の業務含む)

②|上司の指示・発言内容のメモを取る(指示メールは保存しておく)

③|連続勤務日数の記録(連続12日以上ある場合は注意!)

④|給与明細は書類で手元に用意しておく

⑤|雇用契約書はすぐに用意できるようにしておく

⑥|管理職は組織図を手元に持っておく

⑦|トラブル時の弁護士は【 日本労働弁護団 】へ連絡する

メモとしているのは、企業によって荷物の持ち込み禁止の場所があるからです。

それを悪用し、セクハラ・パワハラなどのハラスメント行為や、長時間労働などが常態化している職場があります。

自分の身を守り、後々、泣き寝入りせずに反撃できるような資料は用意してくことが大事です。

まだ管理職以下の方で残業代を回収していない方は私が「名ばかり管理職」での残業代請求で残業代を回収したフローまとめた記事を書いていますので、こちらをご覧ください。

実際に行った残業代請求の体験を公開します!(フロー編)

管理職でも残業代はもらえる!弁護士と相談して300万円回収した方法

ブラック企業にとって社員は消耗品、疲れて疲弊するだけ

まず最初はこのテーマです。基本的にブラック企業にとっては、どんな社員であっても言葉通りの消耗品です。

経営者は成果をなかなか認めない

とある会議で社長からこんな言葉が出ました。

社員は給料の3倍働かなければならない。報酬の3倍働かないと昇給は認めない

給料の3倍とは何を基準に言っているのかよく分かりませんが、とにかく働き続けないと給料を上げることはないというのは分かります。

実際この言葉通り、連日連夜働き詰めの社員がいるのは当たり前で、中には週に2、3回徹夜する人もいました(結局その方は数ヶ月でうつ病を発症し会社を去ることになりました)

当然生産性など上がらず、常に忙しい状態が続きます。

この状態ではその日を乗り切るので精一杯なため、新しいスキルや技術が身につくことはありませんでした。

貯まったのは疲れとストレスだけ、もらったのは割りに合わない給料と病気だけという結果に終わりました。

疲れ切った状態では正常な判断ができない

何よりもまず入社した時をピークにあらゆる能力が低下し始めます。

読解力、提案力、企画力、プレゼン力などなど、これらは実際にやることは多いのですが、スキルとして定着しません。

PDCAサイクルを回す余裕なんてないからです。※|業務管理における継続的な改善方法のこと。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。

思考力が落ちていく

結果、疲労が溜まり、正常な判断力を失います。

この中で業務と並行して転職活動を行うことは、正常な判断ができない状態で大きな判断と決定を下さなければならないということです。

もちろん、在職中に転職活動を行う人が多いと思いますので、その場合は現在の業務へ振り分けるエネルギーをセーブすると良いでしょう。

私の場合は、器用な性格ではないため業務の区切りをみて退職し、その後に転職活動を行いました。思えばその時には半ば燃え尽きていた状態だったのかもしれません。

続く転職先選びに失敗してしまったのです。

私の転職失敗エピソードについてはこちらをご覧ください。恥ずかしいですが…。

転職先を吟味せずに入ってしまう

時間がない、とにかく時間がない中でできることはなんでしょうか?

残念ながらほとんどありません。

いい判断は健康な心身状態から生まれる

こんな状態の中でできる転職活動はエージェント任せになってしまったり、吟味せずに一見して条件のよい企業に入ったらイメージと全然違ったり、またブラック企業だった…。なんてことになりかねません。

正常な判断をするには、正常な精神状態、健康な体でなければできないのです。

やめることを必要以上に恐れずに、自分の身の危険を感じたのならばやめてから考える。というのも有効な選択肢だと思います。

その場合は、短期間であっても残業代請求をすることと、後任や同僚のために労働基準監督署に訴えを起こし、指導をしてもらうことも有効かもしれません(企業が指導に従うかどうかはわかりませんが…)

空白期間はハンデにならない

これを気にして退職・転職に踏み切れないという方は多いのではないでしょうか?

私の経験をお話ししますが、転職活動をするということに関しては、ほとんど影響はありませんでした。

入った企業は結果的にブラックでしたが、それ以外の企業からも内定をもらっていたので、肌感覚としても悪材料にはならないという印象を受けました。

空白期間が必要な時もある

実際想像してみればわかると思いますが、仮にあなたが採用する側だとして、何十年も働く中での1年の空白期間を気にするでしょうか?

その1年間で新しいことに挑戦するのも良いでしょうし、休養に当てるのも良いでしょう。どんな経験をするにしても、会社生活では経験できないことが経験できるのです。

病気の治療に宛てた期間であったとしても、1年前よりも体調が良くなっているわけですから、パフォーマンスは上がっているはずですよね?特に転職経験のない肩書きにするこの空白期間ですが、私は気にする必要はないと思いました。

ブラック企業から転職する際の注意点

退職理由はネガティブな表現を避ける

ブラック企業から転職する場合、退職理由は面接で必ず聞かれます。しかし、長時間労働やパワハラなどの不満をそのまま述べると、自分が被害者意識が強い人間だと思われてしまいます。また、元の会社や上司を批判すると、忠誠心や協調性がない人間だと思われてしまいます。

そこで、退職理由はネガティブな表現を避けて、「自分のスキルアップやキャリアチェンジ」などポジティブな動機に置き換えることが大切です。

例えば、

  • 「今後はもっと専門性を高めたい」
  • 「新しい分野に挑戦したい」
  • 「自分の能力を発揮できる環境で働きたい」

などです。

志望動機は具体的かつ説得力のあるものにする

志望動機も面接で重要視されます。ただし、「労働環境が良さそうだから」「残業が少なそうだから」など曖昧で表面的な理由では不採用になりかねません。

そこで、志望動機は具体的かつ説得力のあるものにすることが大切です。例えば、「貴社の〇〇事業に興味があります」「貴社の〇〇技術やサービスに感銘を受けました」「貴社の〇〇ビジョンやカルチャーに共感します」などです。

また、実務経験をもとに感じたことや目指したい方向性。特に自分自身が業務を取り組む上で重要視していることと、志望する企業が募集しているポジションの業務内容と絡めると説得力のある志望動機になると思います。

求人情報や企業情報は事前にしっかり調べる 

ブラック企業から転職する場合、求人情報や企業情報は事前にしっかり調べることが重要です。これは、面接で自分の適性や意欲をアピールするためだけではありません。実際に働く環境や待遇、社風などを把握しておくことで、ブラック企業からブラック企業に転職しないようにすることができます。

求人情報では、仕事内容や必要なスキル、給与や福利厚生などを確認します。また、インターネット上の口コミサイトやSNSなどで、元社員や現社員の評判や実態を調べます。さらに、面接の際にも、残業時間や休日出勤の有無、評価制度や昇給・昇格の基準などを質問します。

ブラック企業から転職する際の成功させる方法

決意が固まったら早めに退職する

ブラック企業から転職する場合、決意が固まったら早めに退職することがおすすめです 。ブラック企業では長時間労働やパワハラなどが常態化しており、心身ともに消耗してしまいます 。その状態で転職活動を行うと、自信がなくなったりミスをしたりしてしまう可能性が高くなります 。

そこで、決意が固まったら自分のタイミングで辞めることが大切です 。「仕事がひと段落ついたら」「プロジェクトの区切りがついたら」と考えると思いますが、残念ながらキリの良いタイミングは永久に来ません。また、退職届は書面で提出し、退職理由は「一身上の都合のため」という一言で済ませます。

もしも辞めさせてくれない、ハラスメントを受けるようになったなどの理由により身動きが取れなくなってしまった場合は、退職代行や労基署、弁護士に相談することも選択肢に入れておきましょう。

転職エージェントやに相談する

ブラック企業から転職する場合、転職エージェントに相談することも有効です。転職エージェントやは専門的な知識や経験を持っており、

  • 自分の強みや適性を客観的に分析してくれます。
  • 求人市場の動向や優良企業の情報を提供してくれます。
  • 履歴書や面接対策などのサポートをしてくれます。
  • 交渉力が高くて条件面でも有利に進めてくれます。

以上のようなメリットがあります。ただし、転職エージェントに相談する際は、以下の点に注意しましょう 。

  • 複数のエージェントは複数名利用しましょう。転職エージェントの質は玉石混交な上、本人との相性があります。自分と相性も含め見極めながら厳選していきましょう(プロ野球で言うなら一度も一軍に上がれない選手も大谷翔平も同じプロ野球選手です)
  • 自分の希望や条件を明確に伝えること。自分の意思がないと、転職エージェントの都合で無理な紹介をされる可能性があります。
  • 転職エージェント側の報酬体系をよく知っておくこと。彼らは成果報酬型の報酬体系のため高年収であればあるほど、転職させる数が多ければ多いほど収入が上がります。そのため、相手が自分の報酬目当てなのか、それとも親身になって一緒にキャリアを考えてくれる相手なのかを見極める必要があります。

自己肯定感を高める 

ブラック企業から転職する場合、自己肯定感を高めることも大切です。ブラック企業ではパワハラや過剰な責任感などで自信が失われてしまうことが多いです。その状態で転職活動を行うと、自分に価値がないと思ってしまったり、不安や恐怖で行動できなくなったりする可能性があります。

ブラック企業に勤めることの怖さは心身ともに疲れ切ることにより、将来への「あきらめ」の意識が生まれてしまうことです。精神も徐々に病んでいき「今まで楽しめていたことが楽しめなくなった」場合は危険信号。長いキャリアを考える上では休養期間を設けるのも1つの選択肢だと思います。

そこで、自己肯定感を高める方法は以下のようなものがあります。

  • 自分の長所や成果を振り返ること。ブラック企業でも何かしら貢献したことはあるはずです。それらを思い出して認めてあげましょう。
  • ポジティブな言葉で自分に声かけすること。「私はダメだ」というネガティブな言葉ではなく、「私は頑張っている」「私は素晴らしい」というポジティブな言葉で自分に励ましましょう。
  • 趣味やリラックスできることをすること。ストレスから解放されて心身ともに癒されましょう。好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、散歩したり、友人と話したりするだけでも効果的です。

転職エージェントは玉石混交

注意しなければならないのが、転職エージェントも人間だということです。

優秀な方もいれば、残念ながらそうでない方もいます。自分に合う人もいれば合わない人もいます。

そこの見極めはしっかりとしたいところですが、なかなか判断には困るところでしょう。

全てのエージェントが悪いという意味ではありませんが、自分の成果を上げるために無茶な応募を提案してくる人も中にはいるので注意しておきましょう。

そのため、エージェントは複数人と話をすることをお勧めします。

参考動画

参考動画|【転職】サラタメのホワイト転職

まとめ

今回は、私の体験談を元に、転職したばかりの人でも合わないと思ったらすぐにまた転職を考えても良いのか?についてお話ししてきました。

本文中でも触れていますが、結論は「YES」です。

特にブラック企業に入ってしまった場合は、すぐに脱出することをお勧めします。

ワラにもすがる思いで行う転職活動はさらなるブラック企業への再就職へとつながるだけで意味がありません。

よく「3年やってみて考える」という言葉がありますが、3年もやっているうちに潰れるか、ブラックなやり方に染まるかのどちらかになってしまい、自分の求めているキャリアから離れてしまっていることに後から気がつくことになるでしょう。

自分の感性や考え方を信じて行動することは悪ではありません。

仕事はあくまで人生の一部なのですから、より良い人生を目指して、周りの言葉など気にせず次の道を探しましょう!

以上、この記事が今後のみなさんのお役に立てれば幸いです。

それでは

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