みなさん就職・転職はうまくいったでしょうか?
今いる職場に不満はないですか?
ないという人はいないと思いますが。
ここではそんな不満というレベルではなく、将来を考えると不安になるブラック企業・ブラック職場からはすぐに逃げようという話をします。
ブラック企業の定義は以下の通り定義します
- 長時間労働
- 低賃金
- サービス残業
- ハラスメント上司
- 隠蔽工作
- 違法行為
- 契約違反
こういった行為をおこなっている企業をブラック企業と定義づけます。
複数該当した場合には完全にブラック企業です。
ちなみに、私がいた大企業は外目からはホワイト企業と言われていましたが、実態はブラック企業でした。
周囲の目なんていい加減なものです。
外から見た評判なんて当てになりませんので、自分の目で見たこと、体で感じたことを信じて、社員や上司の言動はよく観察するようにしましょう。
どんな環境に入ったとしても、最後に自分の身を守れるのは自分だけです。万が一のために備えて以下の7つの鉄則を守り、習慣づけましょう。
どんな職場でも万が一のために以下ができるようにしておくこと!
①|出退勤のメモを取る(1分単位・休憩時間の業務含む)
②|上司の指示・発言内容のメモを取る(指示メールは保存しておくこと)
③|連続勤務日数の記録(連続12日以上ある場合は注意!)
④|給与明細は書類で手元に用意しておく
⑤|雇用契約書はすぐに用意できるようにしておく
⑥|管理職は組織図を手元に持っておく
⑦|トラブル時の弁護士は【 日本労働弁護団 】へ連絡する
メモとしているのは、企業によって荷物の持ち込み禁止の場所があるからです。
それを悪用し、セクハラ・パワハラなどのハラスメント行為や、長時間労働などが常態化している職場があります。
自分の身を守り、のちのち、泣き寝入りせずに反撃できるような資料は用意してくことが大事です。
年配の方が言う昔の苦労は正しかったのか?
年配の方に限った話ではないと思いますが、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
「俺はあの時苦労したから今がある」
「俺が若い時はもっと厳しかった。お前たちは恵まれている」
私もよく言われていました。
でもこれは典型的な「生存者バイアス」というものです。
たまたま生き残った、あるいは自分に耐性があったことによって生き延びただけの人間の言葉です。
例えば、防寒具を使わずに厳しい冬を生き延びた人間が優れていると言っているようなものです。
厳しい冬が来るのが分かっているなら、その厳しい冬を越すための準備をすれば良いのですが、わざわざ厳しい冬に裸で過ごしていたらよほど分厚い脂肪の持ち主でなければ死んでしまいます。
ですがそこで生き残った人間が、果たして能力的に優れた人間でしょうか?
私は違うと思います。
ただ単に寒さに強かっただけです。
それが暑さだったら、その人が先に死んでいた可能性だったはずなのです。
問題は裸で厳しい環境に耐えることではなく、環境ごとに必要な生活ができるように仕組みを作ることです。
寒ければ防寒具を作り、来たる寒波に備えて暖炉を作ったり、暑ければ涼しくなるように薄着に着替えたり、風通しの良い網戸を使ったり、状況に応じて生活スタイルを変えれば良いのです。
言われなくても分かりきっている話ですよね?
ですがそれができている企業はどれだけあるでしょうか?
私は伝統のあるホワイト企業と一般的に言われていた企業にいたことがありましたが、職場自体は旧態依然とした典型的なブラック職場でした(もちろん部署や職場によってはホワイトの職場もありました、羨ましいなと思って話を聞いていました)。
ことあるごとに「昔はこうだった」と昔を引き合いに出し、改善をしない人たちに囲まれていました。
若手はどんどん退職し、対策会議を何度も重ねていましたが、毎回結論は「最近の若手は根性がない」という結論になっていました。
一体何のための会議なのか、自分たちの行いや組織について何の疑問も持たずに時間だけが過ぎていきました。
私も当然ロクな教育を受けたことはなく、いわゆる全社で行われる2泊3日の教育研修程度は受けましたが、何の役にも立ちませんでした。
時間だけが過ぎていくことに危機感を覚えましたが、退職をするというハードルと、たいしたキャリアを持たずに転職をするという恐怖に縛られながら、勤続年数だけが増えていきました。
そうして、転勤で都内の近くに異動したことを期に転職活動を始めました。
しかし、仕事と両立をするのが難しいと感じた私は先に退職をするという選択をしました。
この辺りの話は下記の記事でお話ししていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
退職・転職を経験して
転職活動をしていい企業に入れたかと言われるとそうではありませんでしたが、選択肢としていつでも辞められるという考えを持っておくことは、保守的な行動から一歩抜け出すことができます。
また、転職活動に限って言えば退職後に転職活動を行うこと自体にはそこまでハンデを感じることはなかったです。
※あくまで私の場合ですので、推奨はしません。在職中に転職活動ができる環境なら転職先が決まってからの方が安全です。ただどうしても拘束時間が長かったり、転職活動をするだけのエネルギーがなくなるほど厳しい環境の方でもこういう選択肢があるということを伝えたいと思います。
最終的にはブラック企業で心身ともに疲れ切り、うつ病という結果になりましたが、体のサインに気を配っていればこういう結果にはならなかったと思います。
そのための選択肢は常に用意しておくべきだと思いますし、周囲の目を気にする必要なんてなかったのです(もっとも余裕もありませんでしたが)。
繰り返しますが、現状を把握するためには企業が提示する条件だけでなく、職場の人間関係や実際の業務内容など経験しなければ分からないことがたくさんあります。
そして、これはお互い様かもしれませんが、採用側と面接側はお互い騙し合いのような状態になることもよくあります。
入ってから現実と違ったがすぐに辞められないと思う必要はありません。
入ってみて失敗とわかったら…。詳しくは下記記事をご覧ください。
まとめ
結局は自分のキャリアにとってプラスにならなさそうな企業からは早めに見切りをつけるべきだと言うことです。
自分の価値観に従い、自分の体力と精神力を消耗するだけのブラック企業だと判断したのなら、その感覚を信じて行動しましょう。
ブラック企業に入ってしまった場合で一番怖いのは、体調を壊すことだけでなく、体力を消耗するだけでスキルや経験が身に付かずに時間だけ経過するということです。
自分の裁量ない職場は思考力を奪います。創意工夫することで経験を積み、実績につなげていくことで成長していくのですが、飛び込み仕事や、雑務に追われる日々を過ごすことはキャリアになりません。
じっくりと考える時間と、考えを実行する環境が必要なのです。
それができない環境はキャリアを積みたいと考える方にとってはマイナスにしかならないでしょう。
冒頭で述べた7つの鉄則を守り、違和感を感じたらすぐに動けるように準備をしておくことがこれからの時代にあった働き方に必要なのだと思います。
最後に企業を脱出するためのツールとして、転職エージェントの紹介リンクと副業や、自由な働き方を目指す人にプログラミングスクールを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
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以上、私の発信する記事が、みなさんにとってお役に立つものであることを願っています。
それでは