会社を訴えるってどうやるの?気になる訴訟の手順とは?(体験談)

物騒なタイトルですね(笑)

経験のない方にはイメージしにくいと思いますが、訴えるというのは現実的にはもっと身近で事務的なものです。

このブログでは残業代請求や労災を中心に記載しているので、この場合についての対処法として読んでいただければと思います。

まずは弁護士とのつながりを持とう

さて、まずはどうやって弁護士とつながりを持つかというのが問題になると思います。

その場合に2つの候補があります

  1. 法テラス
  2. 日本労働弁護団

法テラス

まず法律、裁判関係で覚えておきたいのがこの法テラスです。

法テラスでは、労使関係の問題だけでなく、さまざまな法律相談を行っています。

もし残業代請求だけでなく、将来的に法律関係で相談したいことがあったら利用することがあるかもしれませんので、覚えておいて損はないです。

また、法テラスを利用するメリットの一つが、資産が少ない人でも訴訟を行うことができるという点です。

まだ入社したばかりで貯金がなかったり、何らかの理由で金銭的な不安を抱えている場合、通常の訴訟費用よりも少ない金額で訴訟を行うことができます。

私は最初に法テラスに相談しましたが、労使関係の問題の場合は次にあげる「日本労働弁護団」を紹介されました。

 法テラス

日本労働弁護団

労使関係の問題ならここということで紹介されたのがこの日本労働弁護団です。

ここのホットラインからは日本各地にある弁護士事務所の担当者と直接つながることができます。

また、残業代請求だけでなく、セクハラ・パワハラ等の訴訟にも強い弁護士が担当してくれます。

注意すべき点は各地域によってつながる曜日が異なる点です。ホームページで内容をよく確認してから連絡してみましょう。

日本労働弁護団


証拠書類をそろえよう

ここまでの方法で弁護士と連絡が取れたら、直接会って状況の説明を行うことになります。

その際、残業代請求に必要な資料を持っていきましょう。

残業代請求に必要な資料の準備については過去の記事で説明しているので下記リンクを参考にしてください。

残業代請求の決め手資料とはなにか?
(証拠編)

さて、手元に資料の準備がそろい、実際に弁護士と連絡を取った後は、連絡先の弁護士事務所に行くことになると思います。相談料がかかる場合もあるので、事前に電話で確認してみたほうが良いでしょう。

私の場合は無料でしたが、弁護士事務所によっても方針は違うのでよく確認しておきましょう。

まずは弁護士から状況についての確認があるので、集めた資料をもとに状況を説明しましょう。

弁護士は複数から選びましょう

当日に回答ではなく、資料のコピーを渡して担当弁護士が内容を調査することになると思いますが、複数の弁護士に相談してみることを強くオススメします。

そのため、即決するのではなく、いくつか回ってみた後に自分が良いと思った弁護士に依頼するのが良いと思います。

日本労働弁護団でつながる弁護士は日によって変わるので、そこで複数の弁護士とアポを取り話を聞いてみるのが良いでしょう。

というのも、一口に弁護士といってもさまざまな人がいるので、自分と合う合わないの問題や、レスポンスが悪いなど対応の悪い弁護士に担当してもらうと余計なストレスを抱えることになるからです。

担当弁護士が決まったら

担当弁護士が決まったら、弁護士側で渡した証拠書類をもとに残業代の計算を行ってくれます。

後日計算内容の確認のメールが届くと思うので、確認し問題なければその旨を弁護士に回答しましょうちなみに弁護士費用は合計で請求額の20%程度を考えておくと良いと思います

そして、弁護士から会社に「内容証明」が送付されます。

MEMO

※内容証明とは、正式名称を「内容証明郵便」といい、どんな内容の手紙を、いつ、どの相手に出したかを証明してくれる郵便のことです。残業代請求には時効がありますが、この郵便を送付した日をもって時効日が停止します。

≫ 踏み倒しは許さない!残業代請求の時効に気をつけろ!

この手続きによって法的に残業代請求の手続きが完了したことになります。

あとは弁護士があなたの代理人となり、会社側との交渉を進めてくれます。場合によっては裁判になることもありますが、大抵の場合は「和解」という形で終了します。

企業側も裁判になった場合の費用や、社会的評価の低下のリスクがあるため和解を選ぶケースが多いとのことでした(弁護士談)

私の場合も最終的には和解という形で解決しました。

残業代の回収額の目安

気になる残業代の回収額ですが、聞いた話によると現実的には請求額の8割を会社が支払えば御の字とのことです。

とはいえ、状況や弁護士の手腕によるところもあると思いますので、弁護士とのコミュニケーションはしっかり取っておくことにしましょう。

残業代回収までの期間

そして期間ですが、私の場合は日本労働弁護団に連絡をしてから約半年かかりました。

裁判になった場合はもっと時間がかかることになりますので、時間と金額を考え、自分にとって最適な方法を取るようにしましょう。

まとめ

残業代請求で会社を訴える流れは以下のようになります。

残量代請求の流れ
STEP1
弁護士へ連絡

法テラス日本労働弁護団に電話し、弁護士事務所に相談に行く

STEP2
弁護士と契約
相談した弁護士の中から良いと思った弁護士と契約する
STEP3
弁護士に証拠書類を渡す
STEP4
会社と交渉
弁護士が会社と交渉を進めるので状況を確認する
STEP5
金額の合意
最終的な合意金額の連絡がくるので問題がなければその旨を連絡する
STEP6
合意書締結
会社と合意書を締結する
STEP7
金額入金
会社から弁護士事務所に入金後、自身の指定口座に入金される

こんな流れになります。

実際に訴えることはなくても、知っておいて損はないので覚えておくと良いでしょう。

参考までに私の体験談をもとにした実際の手続きの流れを記事にしていますので、参考にしていただけると幸いです。


以上、皆さんの参考になれば幸いです。

それでは!

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