部長も名ばかり管理職!?考える価値はある!(残業代請求体験談)

今回は、部長職であっても名ばかり管理職となるのかについて考えてみたいと思います。

タイトルにもある通り、考えてみる価値はあると思います。

このブログでも何度も紹介している条件の通り、実態が重要なので、社内の名称が部長職あるいは相当する名称の場合は実態が伴っているのかどうか、ご自分の業務を振り返って整理してみることをおすすめします。

管理監督者かどうかチェックしてみよう

管理監督者チェックリスト

  • 部門等を統括する立場である
  • 会社経営に関与している
  • 労働時間や休憩は自由であり、労働基準法の規定が適用されない
  • 給与面で他の従業員より優遇されている
管理監督者性の確認

管理監督者に該当するにはチェックリストの項目を全てを満たしている必要があります。

経営者と一体の立場なので、上司は存在しません。したがって、上司からの指示はないはずです。ある場合には管理監督者には該当しません。

勤務時間も自由です。自分で出退勤を自由に決めることができますし、遅刻・早退という概念がありません。遅刻・早退によって給与が引かれていたらその時点で管理監督者ではないと言えます。

部長クラスでは給与面の心配はないと思いますので、権限について確認すると、「部門を統括する立場」という条件があります。

部下なしで部長クラスの場合は、管理監督者に該当しない可能性が高いので、弁護士に相談してみる価値はあると思います。

部長クラスの場合は、最初から弁護士に相談するのが良いでしょう。


管理監督者とはなにか?

管理監督者の定義について再度確認してみましょう。

  • 部門等を統括する立場である
  • 会社経営に関与している
  • 労働時間や休憩は自由であり、労働基準法の規定が適用されない
  • 給与面で他の従業員より優遇されている

上記のように管理監督者の定義は非常に厳しいです。

役員レベルの待遇・権限を持っていないと該当しないケースが多いと言えます。

実際に、部長職の方が退職後に残業代請求をしたり、従業員の中でも上位5%以内の給与をもらっている人の訴訟事件も実際にあり、会社側は実際に残業代を支払っています。


参考までに、日産自動車の事件について記載しているブログをご紹介しますので、参考までに読んでみてください。

労働時間に裁量があり、かつ年収1,200万円の人が管理監督者として認められなかった裁判について解説しています。

弁護士 師子角允彬のブログ


条件のうち1つでも当てはまっていなければ管理監督者ではなく、全てが当てはまっている必要があるという点が重要です。

この条件に全て当てはまっている方は部長職であっても当てはまる方は少ないと思いますので、疑問に思われている方は相談してみてください。

なお、残業代には時効があり、現在は3年という期間があります(将来的には5年まで延長される予定のようですが)ので、時効になる前に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

最終的な判断は自分自身の価値観

もちろん判断されるのはご自身です。

  • ずっとこの企業にいるつもりなので会社とトラブルを起こしたくない。
  • 給与だけが問題ではなく、今この会社でないとできない仕事をしている。
  • 業務には満足しているので、現状の給与でも不満はない。

というお考えをお持ちの方もいらっしゃると思いますので、強く勧めるものではないです。

部長職という時点で会社に一定の評価をされているということでもありますからね。

ですが、それでもやはり自分自身の立場に疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。

その場合は、十分に相談するだけのある価値のある問題ですので、弁護士への相談や転職を考えるのもまた1つの権利だと言えるでしょう。

残業代請求の際に私が参考にした事件をご紹介していますので、興味のある方は下記記事をご覧ください。

≫ 参考になる!名ばかり管理職で残業代請求した事例!(残業代請求体験談)


転職をお考えの方はこちら

≫ どこがいい!?ブラック企業を避けろ!転職エージェントまとめ(体験談あり)

まとめ

ここまで部長職の残業代請求について見てきましたがいかがでしたでしょうか。

部長職ともなると、色々な制約もあり、簡単には今の立場を離れたり、会社とのトラブルを考えると行動をしづらいということもあると思います。

ですが、このブログでなんどもお話ししている通り、

最終的には会社はあなたを守ってはくれません。

自分自身を守れるのは自分自身だけです。

倒れようが、精神を病もうが、会社は「お気の毒」の一言で済ますだけです。

≫ 会社が守るのは会社だけ!うつ病で退職した社員への対応は!?(うつ病体験談)

もし、ご自分の立場に苦しんでいる方がいらっしゃるのでしたら、その場所から離れることも立派な選択肢の一つなので、考えてみる価値はあるということだけは覚えておいておくことを強くオススメします。

参考までに、大企業やベンチャーで勤めた経験から下記記事で名ばかり管理職の実態をお話ししていますので、興味がある方はどうぞ。

≫ 大企業でも関係ない?名ばかり管理職の実態!(残業代請求体験談)

≫ ベンチャーでも関係ない!?名ばかり管理職とは(残業代請求体験談)


以上、この記事があなたのお役に立てたのなら嬉しいです。

それでは

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