頭痛が続くのはうつ病かも?私がうつ病になった経験と対処法

皆さんは頭痛に悩まされていませんか?慢性的に頭痛がある方。物事に集中しようとすると頭に激痛が走る方。すでに鈍い痛みがずっと続いている方。

私はこの状態が普通だと思っていました。仕事が忙しいから仕方ないと自分に言い聞かせていました。でも、実はこれはうつ病のサインでした。

実際にうつ病になってしまった場合は回復までに早くても半年、症状が重くなると数年かかる場合がありますので、早めの休養を心がけましょう。

うつ病は身近な病気

いったいどれくらいの人がうつ病にかかっているのか見てみましょう。

うつ病患者数は120万人以上

厚生労働省の調査によると、平成29年(2017年)時点では124.6万人と平成14年(2004年)時点に比べ倍増しています。ただ、この数字は「外来患者数」であることに注意が必要です。病院に行っていない潜在的なうつ病患者数は数値よりもはるかに多い数値と見られ、今後もこの数値は上昇していくと見られています。

精神疾患を有する外来患者数の推移_厚生労働省
引用:厚生労働省「第13回地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」より

軽い頭痛がずっと続いている

連日勤務で休みが取れない方、早朝から深夜まで働いている方。なんか以前よりも頭が重くなったり、疲れを感じてはいませんか?

最初は頭がなんとなく重いくらいで週末にたくさん寝れば治った。

でも最近はなかなか頭の重さがとれない…。

心当たりがありませんか?

もしかしたら放っておくと重大な症状につながるかもしれません。

体験談

私の経験談をお話しします。

慢性的な頭痛の怖さ

連日連夜勤務が続き、体の疲れは明らかに溜まっていました。

頭も疲労を感じていたので、週末に一気に寝て回復させることに努めていましたが、なんとなく重い感じが取れなくなっていきました。

その状態が何ヶ月か続いているうちに、今度は頭が休まらない、仕事が終わっても一息つけない感じがすることに気づきました。

興奮状態にあるというか、なんとなく寝る時間になっても回転している状態が続いている感覚になりました。

力を抜きたいけど強張っている。そんな感じです。

その状態が長く続いたある日、なかなか寝付けないことに気が付きます。

仕事で頭も体も疲れているのに、なかなか寝付けないのです。

それでも仕事に忙殺され、なんとか日々を過ごしていると、だんだんと頭が自分ではコントロールできないほど回転し続ける状態になってきました。

眠ろうとしても頭がさえているため、眠れません。

徹夜をしたことがある方や、寝不足を経験したことがある方はわかると思いますが、頭が重い感覚がずっと続きます。

そして次の段階になると、完全に頭を制御できず、熱を持ち、オーバーヒートした状態になります。

この段階まで症状が進むと一睡もできない日が出てきます。

徹夜した状態で仕事をするわけですから、当然パフォーマンスを発揮することなんてできません。

ここまでくると完全にうつ状態となり、回復までは半年以上は覚悟した方が良いでしょう。

症状がひどくなる前に

このように、最初はなんとなくの頭痛であっても、症状が進行するようであればすぐに休養を取るようにすることをお勧めします。

ダメージは蓄積する

一旦ダメージが蓄積されてしまうと、週末の寝だめはおろか、ずっと寝たきりの状態にまでなってしまう危険があります。

「軽い頭痛はよくあること」ではなく、体の変化を「体から発せられているサイン」ととらえ、変化に対応できるようにしましょう。

どうしても自分で仕事をコントロールできない状況にある方は、部署の異動や転職・退職も視野に入れるべきだと思います。

たとえ希望して入った会社や部署であったとしても、自分の体に合っていない可能性が高いです。

強制的に働かされるブラック企業なら尚更早くやめるべきです。ブラック企業はあなたのキャリアにはなりません。

参考動画|精神科医がこころの病気を解説するCh

万が一に備える

体を壊す前にキャリアの見直しを行えるようにしましょう。

無理をして体を壊してしまった場合は、元の状態にまで回復するのに年単位での時間がかかるだけでなく、最悪の場合は元に戻らなくなります。

どこまで行っても付き合わなければならないのが自分の体です。

自分の体が無事でなければ思い描いたキャリアを積むことはそれだけ難しくなります。

現状を離れることは勇気のいることですが、冷静に考えられるうちに退職・転職などの選択肢を増やし、将来の行動に備えておきましょう。

まとめ

軽い頭痛であってもずっと続いているならバカにできません。

自分の症状に気づいているのに業務量を調整したり、早めに帰って休養できないなど、自分でコントロールができない職場は自分にあっていない可能性があります。

裁量権のなさやコントロール不能な状態は、精神的にも多大な負荷にとなりますので、注意が必要です。

うつ病は脳の病気です。

脳へのダメージが蓄積した結果、あらゆる行動が不可能になるのです。

悪化した場合には休職、場合によっては退職して治療に専念しなければならなくなります。

キャリアは作り直せば良いのです。

自分の体が無事でなければキャリアも何も無くなってしまうので早めの行動を心がけましょう。

また、うつ病になった時の会社の対応を記事にしていますので、参考までに載せておきます。

使えなくなった社員への対応なんてこんなものですので、自分がいなくなると会社が困ると考えている方は読んでみてください。

以上、参考になれば幸いです。

それでは

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