健康に大ダメージ!本当に怖いうつ病あるある8選!(体験談)

今回はうつ病の治療中に起こってしまう体の変化についてお話ししていきたいと思います。

まとめると次のようになります。

  1. 精神科(クリニック)の予約は取りにくい
  2. 動けない
  3. 眠れない
  4. 遊べない
  5. 食事できない
  6. ずっと体がだるい
  7. 文字が読めない
  8. 性欲がない

クリニックの予約に関しては重要なことなのであえて一番上に入れました。

体調を崩してから予約しようとした場合、なかなか予約が取れずに苦しむ期間が長くなります。そのため、体調に異変を感じた段階で予約を取るという意識を持ってほしいので一番最初にしています。

様々な体調の変化がありますが、最初に言っておきたいことがあります。

こころのカゼ

脳の病気

この事実を理解してもらいたいです。

なんとなくやる気が出ない」程度の問題ではなく「脳に過剰な負荷をかけすぎた結果パンクした状態」ということです。

自分自身で頭や体をコントロールすることはできません。

体調は当日になってみなければわかりません。

それくらい重症です。

それでは一つずつ見ていきましょう!

精神科(クリニック)の予約は取りにくい

一番重要なことなのでいれました。

もう一度言います「クリニックの予約は取りにくい」です。

どうしてこれを最初にお伝えしたかというと、もしもあなたがもう動けない状態になってからクリニックを予約しようとしても、予約が取れないからです。

注意

私の場合は、完全に動けなくなってから予約を取ろうとしましたが、6、7件連絡をとってみて最短で取れたのが2週間後でした。

その間は薬もないので地獄です。

当然会社には行けないですし、すでに眠れない状態なので、その苦しみが2週間続きました。

薬をもらってようやく少し眠りにつくことができましたが、それまではいくら安静にしていても良くはなりませんでした。

ですので、自分の体調がおかしいと感じたらすぐに予約を取るようにしてください。

産業医から診療を勧められた場合もすぐに予約を入れてください。

私は産業医の面談結果に従わなかった(従う余裕がなかった)ために、倒れる状態にまで自分を追い込んでしまいました。

余裕のない方にとって難しいことは百も承知ですが、経験者としてアドバイスさせていただきます。

動けない

動けません。

そのままじゃないかって?

はい、そのままです。

全く動くことができません。

気力うんぬんの問題ではないのです。すでにパンクしているのですから。

例えるなら、2回目のコロナワクチンを打った方は副反応の苦しさを味わった方も多いと思いますが、その状態を気合でなんとかしろと言われてもどうしようもないと言えばわかりやすいでしょうか。

自分の意思ではどうにもならない状態というのが続きます。

運動をする、読書をするなどの活動をする時にすぐに疲れてしまい、持続させることができません。急激な眠気に襲われ、倒れ込むように眠ってしまいます。

すぐにガス欠になるという感覚が適切な表現かなと思います。

参考動画|ほっしーのメンタルハックちゃんねる

眠れない

私は眠れない状態というのをほとんど経験したことがありませんでした。

寝付きは良い方でしたし、疲れている時は10時間以上寝ることもありました。

ですが急に全く寝られなくなるのです。

眠りに入ることができないばかりか、眠ってもすぐに目が覚めてしまいます。

何より辛いのが、眠気自体はあるという点です。

徹夜して眠気が強くてもう限界!の状態がずっと続きます。

でも眠れません。

原因は頭痛がひどいことです。

頭が常にフル回転しており、オーバーヒート状態になっているのですが、止めることができません。ブレーキが壊れた状態です。

疲れているのに無理やり走らされているような状態がずっと続きます。

病院で薬をもらってようやく仮眠程度の睡眠を取ることができるようになりました。

睡眠に悩んでいる方は、寝具を変えるというのも一つの手です。

寝具を変えたことで睡眠の質がグッと上がりましたので、寝具にはこだわってほしいです。

枕は首から頭がフィットする感じで頭を包み込んでくれて、頭の重さをほとんど感じません。

寝返りをうってもフィット感がずれることなく負担が少ないのでよく眠れます。

布団は分厚い構造になっており、乗ると沈み込む感じです。

自分の体に合わせて自然にフィットするので体の重さを感じません。

うつ病で運動不足となり100キロを超えた私でも軽さを感じます。

睡眠に苦労している方は「寝具」を変えてみることをオススメします。

遊べない

そんな気力ありません。

よくうつ病の人が遊びに行っている写真をSNSに上げているのをみて、けしからん!と怒る人がいますが、そこはむしろ「遊びに行く元気があってよかったな」と考えるべきでしょう。

それほどまでにうつ病というのは深刻な病なのです。

私は現在治療を始めて2年以上経ちますが、遊びに行くとなるとそれなりにエネルギーを使うため、かなり勇気のいる行為となってしまっています。

日常生活を送るのも辛い状態の中で、遊びに行く元気があること、それは心身ともに調子の良い状態であることの証ですから。

うつ病の調子はわからない

うつ病になるとわかりますが、日によってめちゃくちゃ調子が変ります。

なので、約束したりスケジュールを作るのが怖くてできません。

当日にならないと調子がわからないからです。

そのため仕事をすることだけでなく、遊びに行くことはスケジュールを決めなければならないため、かなりハードルが高いのです。

前日まで調子が良くても、当日急に調子が悪くなったり、当日の朝調子が良くても急にガス欠状態になることがよくあります。

なので、うつ病の方は「最近調子がいいから」と油断しないことが大事です。

またすぐに調子が悪くなる危険性があります。

治療に長期間要する原因の一つに、長い目で見た時の調子が安定しているかを見極めなければならないという事実があります。

もしうつ病の方が周りにいてその方が遊んでいるようなら「遊べてえらい!」と褒めてあげましょう。

もしあなたがうつ病で遊ぶ元気がないのなら、遊べるようになることを目標に一歩ずつ進んでいきましょう

食事できない

食欲がなくなる。というよりは、食べるという行動にエネルギーを割くことがとても負担になります。

そのため、簡単なものを口に入れるだけになります。

菓子パンとかおにぎりとか、とにかく手軽で食べやすく、お腹にたまるものを優先して食べるようになります。

そして、動けない状態ですから寝たきりの状態が続きます

するとどうなるか。

そう、太ります

笑い事ではなくめちゃくちゃ太ります。

中には治療薬の影響で太る方もいるそうですが、私の場合はその類の薬は使っていなかったので、生活が太る生活になってしまうことによって20キロ太りました。

今はダイエットに励んでいますが、一度太った状態を取り戻すのは大変です。

なんといっても、

健康な状態のエネルギーは戻らない

のですから。

ずっと体がだるい

疲れ切った状態がずっと続きます。

何もしていないのに疲れています。

シャワーを浴びるのさえもハードルが高いです。

1回何かを行動したらもう動けません。

例えばなんとか頑張って日用品の買い出しに行くとしましょう。

帰ってきたら最後、もう動くことはできません。

まるで今日はどの行動を選ぶのか1回きりのカードを切るような感じです。

買い物に行った日はシャワーを浴びれませんし、シャワーを浴びた日は買い物などの外出ができません。

ひたすらに横になりつける以外に何もできない状態が続きます。

それでも、朝の散歩は医師にも勧められていましたのでなるべくするようにしていました

その日はシャワーを浴びなくて良いと自分の中で決めていたのできっと臭かったでしょう(笑)

文字が読めない

今から何をいっているかわからないことを言います。

文字を文字として認識できません。

何をいってるかわからないと思いますが、言葉の通りです。

まるで絵や画像を見ているような感覚になります。

ただの黒い点が並んでいる画像としてしか見えないのです。

文字を読もうとすると強烈な頭痛に襲われます

体がその行動を拒否するのです。

これも治るまでに相当時間がかかりました。

まずは1文字読むことからはじめ、そして1行、1ページと読む量を少しずつ増やしていき、数ヶ月かけて文字を読めるような状態まで戻します

結果的に読書が習慣となったので、今では健康だった時よりも本を読むようになりましたが(笑)

ただ、健康な時よりも集中力や持続力が著しく落ちており、すぐに疲れてしまいダウンしてしまうというのが現状です。

性欲がない

全くなくなります。

これも頭が拒否する感じです。

何度か無理矢理オナニーを試すこともありましたが、その度に強烈な頭痛により最後まですることができません。

何もしなければ性欲は本当に何も湧かなくなります。

性的興奮自体が脳に負担となるので求めなくなります。

私の場合は幸か不幸かパートナーがいなかったので自分1人の問題で済みましたが、もしパートナーがいる方は大変な思いをされていると思います。

セックスなんて負担が大きすぎてとてもできる状態ではありませんから。

結局勃起不全状態となり、年齢のせいもあると思いますが、2年経った今でも性欲の衰えを感じています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

上記のほぼ全てが自分がうつ病になって初めてわかったことばかりです。

私もそうでしたが、一般的な認識だとかなりうつ病は甘く考えられていると思っていいでしょう。

そして多くの人が、自分はならないと考えており、うつ病になった人を甘えた人間だといいます。

ハッキリ言います。うつ病を甘く考えているのはあなた方です。

自分自身を守るためにも、そして周りの人をうつ病にしないためにも、もっとリスクを認識すべきだと考えています。なってからでは遅いですから。

こんな症状に注意!

こんな方は注意です。

  • 睡眠不足
  • 眠いのに眠れない
  • 軽い頭痛が続いている
  • 思考力が落ちている
  • 急にガス欠になる
  • 疲れが抜けない
  • 食欲がない

このリストに該当する方は自分の体調に注意してください。

倒れる時は急に来ます。

日常生活や仕事上のストレスを抱えている方は精神科に相談してみましょう。

何事もなければそれでいいのですから。

早いうちに対処しないと取り返しがつきません。

あなた以外にあなたの体調の違和感を感じることができませんので、自分自身が発する声に耳を傾けることを意識しましょう。

参考動画|精神科医がこころの病気を解説するCh

このように、このブログでは私自身がうつ病になった経験をもとに感じた意見や考え方を発信していきますので、あなたのお役に立てれば幸いです。

それでは

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