ブラック上司との付き合い方【体験談7選】

あなたはブラック上司に悩んでいませんか?ブラック上司とは、人の時間をなんとも思わない、時間感覚がない、パワハラ・モラハラ・セクハラをする、自分が一番だと思っている、悩み聞くよ?と言っておきながら裏切る、言動不一致で信用できない、無責任で責任転嫁するといった特徴を持つ上司のことです。

ブラック上司は職場環境や社員の心理的健康に大きな影響を与えます。ストレスや不安、怒りや恐怖などの感情が高まり、仕事へのモチベーションやパフォーマンスが低下します。また、自己肯定感や自信も失われてしまいます。長期的にはうつ病や心身症、過労死や自殺などの重大なリスクもあります。

では、ブラック上司とどう付き合っていけば良いのでしょうか?この記事では、実際にブラック上司と付き合った人たちの体験談を7つ紹介します。それぞれの体験談から学べる対処法も解説します。最後まで読んで、あなたもブラック上司から解放される方法を見つけてください。

私が体験したブラック上司リスト

  1. 人の時間をなんとも思わない上司
  2. 時間感覚がない上司
  3. パワハラ・モラハラ・セクハラ上司
  4. 自分が一番上司
  5. 悩み聞くよ?上司
  6. 言動不一致上司
  7. 無責任上司

1.人の時間をなんとも思わない上司

私が以前働いていた会社での話です。そこで上司となった人は「人の時間をなんとも思わない上司」でした。スケジュールというものを全く意識せず、思いつきのように人を集めて会議を始めたり、突然業務を振ってきたりしました。部署のメンバーたちは上司に振り回され、自分の仕事に集中することができず、常に残業せざるを得ない状況になっていました。

日常的にこのような状況が続いていましたが、それを象徴する出来事がありました。

ある日「午前中のスケジュール確認をするから至急集まってくれ」と部署に集合をかけ、全員で会議室に行き、一人一人のスケジュールの確認をはじめ、上司がそれに対して質問をしていく形で会議が進められていきました。

会議の目的は「なぜウチの部署は残業が多いのかを調べたい」というものでしたが、その会議で「午前中が終わってしまった」のです。

後で話す分には笑い話ですが、当事者たちにとってはたまったものではありません。当然その時間に業務を進めることはできず、結局その日も残業で対応することになりました。

対処法

人の時間を尊重しない上司は自分勝手で非効率的です。

自分の仕事以外に関わらせようとする上司は断る勇気を持ちましょう。仕事の範囲や優先順位を明確にして、余計なことに時間を割かないようにしましょう。

休日や終業後の連絡は無視しても構いません。上司が怒っても、自分のプライベートタイムは守りましょう。仕事とプライベートの境界線を引くことが大切です。

人の時間を尊重しない上司は、自分の時間も管理できていない可能性が高いです。そのため、期限や納期に遅れることも多いでしょう。そんな上司に迷惑をかけられないように、自分はしっかりとスケジュール管理や報告連絡相談を行いましょう。

2.時間感覚がない上司

続いては、時間感覚のない上司です。

このタイプの上司は人の時間をなんとも思わない上司に通ずるところもありますが、スケジュールを決めて行動することがありません。一度会議が始まったら最後、永久に終わることはありません。いったい何を話したのかすら覚えていない会議が延々と続きます。ひどい時は、就業時間後に会議が始まり、日付を跨いでも終了しない日々が連日続いた時もあります。

当然業務が終わらないだけでなく、特に目的のない会議なので何かが決まるわけでもなく、ただ単に時間が進んでいくだけなのですが、本人は全く気にする様子はありません。「納期のない仕事は仕事ではない」と言いますが、彼らにとって仕事には納期がありません。そのため人を巻き込んで延々と資料作成や会議を続けるのです。

その上司は、直属の上司ではなかったため、私はまだマシでしたが、直属の部下の人たちは連日連夜終わりの見えない会議に囚われていました。当然ながら過労で倒れていく人も少なくありませんでした。

対処法

自分の意見や提案を積極的に伝えましょう。時間感覚がない上司は、自分の考えが正しいと思い込んでいます。そのため、他人の意見に耳を傾けません。しかし、あなたは自分の立場や経験から、現場の視点や解決策を持っています。それを上司に説得することができれば、プロジェクトの進捗や品質にも良い影響を与えるでしょう。

上司と同じ完璧主義に陥らないようにしましょう。時間感覚がない上司は、細かい部分にこだわりすぎて、全体像や目標を見失っています。あなたはそんな上司に引きずられずに、必要十分なレベルで仕事をこなすようにしましょう。無理して残業や休日出勤をする必要はありません。

時間感覚がない上司は、自分の責任やミスを認めません。そのため、あなたが何か問題が起きた時に責められる可能性が高いです。そんな上司から守るために、自分はしっかりと証拠や記録を残しておきましょう。メールやチャットなどでコミュニケーションの履歴を保存したり、仕事の成果物や報告書などを整理しておくことが大切です。

3.パワハラ・モラハラ・セクハラ上司

かなりこれらの行為に厳しくなった時代ですが、相変わらず時代錯誤の上司がいます。

俺のいうことを聞かないとどうなるか分かってるのか!?

そこから飛び降りて◯ね!

仕事はできないのに化粧だけはできるんだな!

などなど、ひどいものです。

流石に酷すぎて周りからたしなめられることもありますが、周りに人がいなくなるとまたギャーギャー始まります。残念ながらこのような罵詈雑言を浴びせ続けられた部下たちは次々と退職したり、精神を病んで休職するなどの結果になってしまいました。

ところが、この上司にはなんのお咎めなしです。残念ながら、社会が変わっていくのはまだまだ時間がかかるのかもしれません。

対処法

パワハラ・モラハラ・セクハラ上司は法律や倫理に反しています。自分の権利や感情を大切にしましょう。パワハラ・モラハラ・セクハラ上司は、あなたをコントロールしようとしています。あなたはそんな上司に従う必要はありません。あなたは自分の価値や幸せを誰かに奪われることはないと自信を持ちましょう。

こういう上司は、あなたが弱いと思っています。そのため黙って耐えることで、行動はどんどんエスカレートしていきます。反抗する意思は示しておくべきで「やめてください」「それは不快です」「それは違法です」と言って断ることが大事です。また、のちのち第三者機関に訴えるために証拠や記録を残しておくことも重要です。

最も現実的な選択肢は上司から逃げることです。私は社内通報制度は実際に役立つところを見たことがありません。そのため改善を待つのではなく、転職や退職することが長い目で見ると最適解と言えるかもしれません。「なぜ被害を受けている自分が逃げなければならないのか」と怒りはあるでしょうが、同じ場所で消耗し続けるよりも、その場所から離れることは自分を守るための第一歩になります。その上でハラスメントに対して労働基準監督署や弁護士に訴えることができます。

4.自分が一番上司

このタイプの上司は、自分が絶対的な権威であり、部下は従属するべき存在だと思っています。自分の意見や判断に反対することは許されず、批判や反論をすると怒り出します。また、自分に都合の悪いことは無視したり、責任を部下に押し付けたりします。

つまり俺が一番じゃなきゃ嫌な上司です。

  • 「そんなことも知らないのか?」
  • 「俺以外にこの仕事ができる人間はいない」
  • 「なぜ俺が最初じゃないんだ?」
  • 「な?だめだっただろ?俺は分かっていたけどな」

などなど、聞くに耐えないことを平気で口にします。いったい何様だ!と言いたくなりますが、現実にこういう人います。

自分を崇め奉られないとすぐに不機嫌になり、自分がなんでも知っていると思っている上司です。

都合が悪くなるとすぐに責任を押し付けて逃げるのもこのタイプですね。

対処法

このタイプの上司に対しては、無駄な口論を避けることが大切です。上司の指示や要求に従うことでストレスを最小限に抑えましょう。また、自分の仕事や成果をしっかり記録しておくことで、不当な評価や責任転嫁から身を守ることができます。

5.悩み聞くよ?上司

このタイプの上司は、部下の悩みや相談に親身に耳を傾けてくれるように見えますが、実際はそれを利用して情報収集やコントロールを行っています。部下から得た情報を他人に漏らしたり、部下同士を対立させたりします。また、部下から信頼されることで自己満足感や優越感を得ています。

最初に一言「お前が悩みだ」と言いたくなる上司です。飲み会の席や、面談などで必ず聞かれる「悩みはないか?相談事があるならのるぞ?」というこの言葉。

言えるわけないでしょう。だって原因はあなたなんですから

普段の言動が周りからどう見られているのか全く意識していない上司がこれにあたります。

このタイプの人も多くいるのが厄介なところですね。

上司であるあなたの自覚がないので、こちらの悩み事がなくなることがないのですから。

対処法

このタイプの上司に対しては、プライベートな情報や感情をあまり話さないようにしましょう。仕事上必要なことだけを伝えることで、上司に利用されるリスクを減らすことができます。また、上司から不当な扱いや嫌がらせを受けた場合は、証拠や証言を集めて適切な相談先に報告しましょう。

6.言動不一致上司

このタイプの上司は、口では部下に優しく接してくれますが、実際は部下の仕事や能力を評価してくれません。部下から信頼や尊敬を得ようとする一方で、部下の成果や貢献を無視したり横取りしたりします。また、自分のミスや失敗は部下のせいにしたり隠したりします。

私が経験した上司は、口では問題意識を持っているような口ぶりで「自分が組織を変えるためになんとかする」と言っておきながら、やっていることはこれまでの人たちと同じでなにかを変えるような素振りはありません。

威勢のいいことを言っておきながら、いざという時には「大人なんだから我慢しなければならない時もあるんだよ」とそれらしいことを言って逃げてしまいます。

対処法

このタイプの上司に対しては、自分の仕事や成果をしっかりアピールすることが大切です。自分が担当したことや提案したことを明確に伝えることで、上司に横取りされる可能性を減らすことができます。また、自分の仕事や成果を他者から評価される機会を増やすことも効果的です。

また、信頼できる人間かどうかを見るためにはその人の言動が一致しているかどうかはよく見ておく必要があります。口ではなんとでも言えますので、実際の行動に注目してみてみましょう。

7.無責任上司

このタイプの上司は、自分では決断や指示が出来ず、部下に任せっきりです。しかし、結果が良くなかった場合は部下だけ責めます。「俺は知らない」「お前らが勝手に決めたんだろ」と言います。また、「俺も苦労してる」「俺も責任感が強い」と言って自分を正当化します。部下の意見や要望にも耳を傾けません。

いったいあなたはなぜその立場にいるのか?と聞きたくなる上司です。業務を安請け合いし、部下に丸投げ、実態を把握していないために、当然無理が生じます。そこで上司が部下にかける言葉は「なんでできないんだ!?」「期限までにやれと言っただろ!」「あれの進捗はどうなってるんだ!」そして上司が責められた時にはこういうのです。

「私はちゃんと指示をしたのですが、なにぶん部下が言うことを聞かないもので」

あなたの周りにもいませんか?責任者としての立場にいるのに責任を押し付けてくる人。

対処法

このタイプの上司に対しては、自分の仕事や判断に自信を持つことが大切です。上司から指示や決断が出ない場合は、自分で考えて行動しましょう。また、仕事の進捗や結果を報告する際は、メールや文書などで残すことで、後からトラブルにならないようにしましょう。上司が責任をとってくれないことを前提に先手で動いておくことが大事です。

まとめ

ラック上司と付き合うことは、精神的にも肉体的にも大きなストレスになります。しかし、我慢して耐えることが正しい選択とは限りません。ブラック上司の特徴と対処法を知って、自分の状況を客観的に判断しましょう。そして、もしこのような上司が原因で大きなストレスになっていたり、仕事の効率が著しく落ちている場合は部署異動を願い出るか、転職をお勧めします。自分のキャリアや人生は自分で守ることができます。ブラック上司に振り回されず、自分らしく働ける環境を見つけましょう。

ちなみに私はこれらの上司と接し続けてうつ病になりました。こういう上司のために自分を犠牲にする必要はありませんから、すぐに逃げられるように転職や退職などの変化に対応するための準備しておくことも対策の一つです。

以上、この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

それでは

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA