うつ病になった話。職場のメンタルヘルスは役に立たない(体験談)

突然ですが、うつ病の話です。

うつ病になると毎日画像のような状態になります。

私はうつ病です。

正確には抑うつ状態と呼ばれるもので、発症から2年経った今もまだ治っていません。

それくらい長い期間の療養を要する病気です。

とはいえ、実際に自分がなるまではどんなものか想像もできませんでしたし、なんなら世間一般で言う「甘え」のようなものとすら思っていたくらいです。

はっきりと自覚症状を感じたときにはすでに会社に行けない状態になっていました。

正確には、症状は自覚していたけれど、その認識がなかったと言う感じです。

うつ病の具体的な症状とは?

具体的な症状は以下の感じです。

意欲低下
業務だけでなく、日常生活を行う気力がおきません。

起き上がる、靴をはく、シャワーを浴びる、歯を磨くなどなど、日常の習慣そのものを行う元気がありません。

ほぼ寝たきりの状態になります。

倦怠感
全身にだるさを感じ、常に疲れを感じていました。

何をするにもエネルギーを使います。

ひどい時は、目に外の風景が入った時には脳の処理が追いつかずにパニック状態になり、そのままうずくまり動けなくなりました。

頭痛
常に頭が重く、重症化するとオーバーヒートした状態が続きます。

何かを考えたり、字を読んだりしようとすると、脳がけいれんするような感覚になり、その後に急激に痛みがおそいます。

表現はしづらい痛みですが、痛みが始まる時は足がつる時のように前ぶれがわかります。ですが、頭の中を触ることはできないので、そのままつるのを堪えるしかない。みたいな感じです(なんとも表現がしづらいですね)

睡眠障害
寝つきが悪くなり、眠れてもすぐに目が覚めてしまいます。そのうち眠る事ができなくなります。

うつ病の始まりはこの睡眠障害と言ってもいいかもしれません。

  • なかなか寝付けない。
  • 寝てもすぐに目が覚めてしまう。
  • 目が覚めたらまた眠ることができない。
  • こんな症状がある方は要注意だと思います。

そのうち強い眠気があるのに全く眠れなくなります。

眠れないのが一番しんどい症状でした。

思考力の低下
文字、会話、数字が頭に入りません。業務上のミスが増えます。

最初は「疲れているな」程度の感覚です。

重症化すると、文字そのものの認識ができなくなり、画像を見ているような感覚になります。

文字を画像としてしか認識できなくなります。

全く知らない言語を見ているかんじです。

本どころか、案内掲示板の文字すら脳に負担がかかります。

めまい
歩くときの平衡感覚がなくなり、ふらつく。ここまでくると完全に重症化しており、倒れるのも時間の問題となります。

倒れる前に強かった症状です。

なんとか糸一本で意識を繋ぎ止めている感じです。

油断したらそのまま倒れてしまいそうなので、常に気を張っていました。

倒れた時はおおげさでなく、目の前がぐるぐる回ってました。

自身の経験から言うと、こんな感じでしょうか。

もっと詳しい内容については別記事に記載をしていますが概ねこの通りです。

主な原因は長時間労働や上司からのプレッシャーによるストレスです。

1日を振り返ることもできずに何かに追われるように毎日が過ぎていきました。

1番のストレスは、自分で仕事をコントロールできない状況にあったことです。

(英国のホワイトホール研究という研究でも裁量権のなさや業務コントロール不能の状況はメンタルへのダメージが大きいことが報告されています)

いわゆるマイクロマネジメントに近い状況にあったことが、長時間労働だけでなく多大なストレスとなっていたと思います。

常に社長や上司に飛び込み仕事を依頼され、当日はその仕事にかかりきりとなり、なんとか形にして提出します。もちろん1回でOKが出るわけもなく、何度もやり直しになります。

そうしてなんとか夜中までかかり資料を形にしたのもつかの間、本来自分がやるべき仕事が残っているのです。

みんなが帰った後になってようやく自分の仕事に取り掛かるということが日常になっていました。

慢性的な人手不足状態にありましたが、社長に人員を増やすという選択肢はありませんでした。

今いる人材(といっても全員が限界の状態)で業務を回すことを求められ、日に日に疲れが溜まっていくのが体感でわかります。

毎日睡眠は数時間。職場では常に全力疾走。そのうち睡眠を取ることもできなくなり、ある日ついに起き上がれなくなりました。

今思えばもっと早く逃げることができていれば…と思います。

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引き際を見誤った私は大きな代償を背負うことになりました。

産業医面談の限界

会社では長時間労働を行っている社員(月間80時間を超える残業を行なっている人)は産業医の面談が義務付けられています。

ですが、産業医自体には会社に強制力を持っていないため、仮に「業務量を減らしたりして負担を減らしなさい」と指示があったとしても、会社がそれを守らない場合の罰則がありません。

そのため、産業医面談を受けただけで会社としては従業員を管理しているという実績を作る事ができるわけです。

大企業で実際にあった体験ですが、月の残業時間が多くなった時は産業医面談の前に、直属の上司との面談があります。

メンタルヘルスの状況を把握するために事前にアンケートをとり、上司に提出、上司が集計後産業医に提出するという流れでした。

そこで言われたのは

アンケートの内容を書き直せ

という一言でした。

アンケートには正直に「負荷が大きい、残業時間が多い」という項目にチェックをつけていました。

しかしその事実を隠すために、上司は書き直すように命じたのです。

その場では断固拒否をしましたが、その後転職した企業でも同じことが起きました。

国の統計上はメンタルヘルスへの意識が高まり、精神疾患患者が減ったことになっていますが、実態は違います。

国へ提出する資料はいくらでも書き換えられるのです。

産業医の権限も強くないため、同様のケースは至る所で起こっているでしょう。

ここに現在のメンタルヘルスの限界があります。

体力の限界を迎えうつ病へ

結局私は産業医から警告を受けていたにもかかわらず、以前と同じように業務を続けていたため、ある日の朝起き上がる事ができない状態になっていました。

具体的には月100時間以上の残業を1年間くらいやった頃でしょうか(すでにこの時点で違法です)。

当日の朝、起きたら、頭痛やめまいがひどく、まともに歩けない状態でした。吐き気もありました。

これ以上悪化した場合は死を覚悟しなければならないと感じた私は、会社に連絡し、しばらく休むことになりました。

もともと、産業医からうつ病の気があることを指摘されていたため、精神科を受診し、うつ病の診断を受け、休職に入ります。休職期間は3ヶ月が限度だったため、結局そのまま退職。療養生活に入り、現在に至ります。

倒れた社員に対する会社の態度は冷たいものでした。

役に立たなくなった社員は捨てられるだけだということを身をもって知りました。

うつ病(精神疾患)になると
仕事はどうなる?(うつ病体験談)

精神科を受診する方は初診の予約が取りづらいので注意してください!私は6、7件連絡を取り、最短で受信できたのは2週間後でした。

その後、うつ病に関しては正式に労災申請を行い申請が通ったため、その補償で生活をしていると言う状況です。

私と同じように、業務が原因による精神疾患を発症した方は労災申請をすることを強く勧めます。認定までのハードルは高いですが傷病手当金と比べ、補償が段違いです。

実例紹介!うつ病(精神疾患)
労災申請の体験談(申請〜認定フロー編)

うつ病関連記事の紹介

このブログでは、労災申請(基準が厳しいです)を通すために気をつけたポイントや条件、必要資料など実体験に基づき、詳しい手続き関係などについて解説してきたいと考えています。

うつ病に関する記事は以下のリンクをご覧ください。


うつ病の症状

うつ病の労災申請関係


以上、皆さんの参考になれば幸いです。

それでは

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