悲劇の名馬!?ダイタクヤマト。お前は本当に強かった!

こんにちは!不忍(しのばず)です!

さて、今回はダイタクヤマトについて語りたいと思います。

ダイタクヤマトを覚えている方にとって印象的なのはやはりスプリンターズSではないでしょうか。

最低人気でまさかまさかの逃げ切り勝ち。

単勝はなんと257.5倍!!

100円賭けたら25,750円ですよ!

1万円かけてたらどうなっちゃうんでしょう!?

まあ当時学生だった私は賭けられなかったんですけどね(笑)

そんな大波乱を演出した彼はフロック扱いされていました。

※フロックとはまぐれ勝ちのこと。

ですが実はG1ではないものの、準OPや重賞では好走を続けていたのです。

内国産種牡馬の産駒が好きな私は、準OP時代からずっと注目しており、中でもメジロダーリングとは距離適性が似ていることもあり、よく一緒に走っていたことに気づいていました。

父はダイタクヘリオス。

彼もまた、同じレースを何度も一緒に走るライバルがいました。

その名はダイイチルビー。

華麗なる一族出身の彼女と一緒に走る姿は、「まるで夫婦のようだ」とネタにされていたほどです。

そんな父の子であるダイタクヤマトとメジロダーリングの関係と、ダイタクヘリオスとメジロダーリングの姿を重ねて勝手にテレビの前で楽しんでました。


勝手に遊ぶなよ

準OPとOPを中心に走っており、今一歩重賞には届かずにいた彼ですが、ついに重賞で好走する時がやってきます。

夏のスプリント王決定戦である「函館スプリントステークス」です。

ここで6番人気だった彼は、先頭で粘り込みを図りますが、最後は交わされ2着(ちなみに3着は仲良しのメジロダーリングでした)

ところが、テレビを見ていた私は、解説者の言葉に驚きます。

「1着の馬は強かったですね」

「ですが、2着はちょっと予想できませんね。

まあ展開に恵まれたんでしょう

はあ?レースを見ていなかったんですか?

1着の馬とほとんど変わらないレースをしていたというのに…。

そして1レースを挟み(ここでは7着に敗れましたが1着とはそれほど差はありませんでした)、迎えたスプリンターズステークス。

そうそうたるメンバーが揃います。

海外G1制覇のアグネスワールド。

前年の覇者ブラックホーク。

王者タイキシャトルを負かしたマイネルラヴ。

さらには、キングヘイロー、ブロードアピール、マサラッキ、マイネルマックスなどなど。

多くのG1馬や強豪が揃います。

そんな中で実績のないダイタクヤマトが人気薄になるのは仕方のないことかもしれません。

それにしても、最低人気で単勝257.5倍とは舐められたものです。

そしてレースがスタートし、ダイタクヤマトは好位置につけ早めに先頭に立ちます。

そして先頭に立ったダイタクヤマトを後続が追うもその差は縮まらず、そのまま逃げ切り勝利!

幾多の強豪を倒し大波乱を演出しました。

しかしそれでも認められません。

ノーマークでしたからね

グリーンベルトでいい位置を走ることができたんでしょう

いやいや、もう一度言いますけど、レースを見ていなかったんですか?

完勝だったでしょうが!

一向に認められないことに一人テレビの前で腹を立てていました(笑)

そんな彼ですが、続くスワンステークスでは前走がフロックと思われ、あいも変わらず低評価でした(8番人気)

しかし蓋を開けてみればここでも完勝。

まさに横綱相撲の勝ち方でした。

これには解説者も流石に。

いや強かったですね

ようやく分かったか!と、私は関係者でもなんでもありませんが、一人得意げでした。

続くマイルCSでは流石に距離が長かったか一旦先頭に立つも4着。

それでも先頭集団の中では最先着と強さを見せました。

年が明けての阪急杯も完勝しますが、続く高松宮記念では大敗。

その後は好走はするものの勝ち星には恵まれずに引退。

種牡馬入りすることになりましたが、地味な血統からか産駒は少なく、競争成績を残せる産駒には恵まれませんでした。

そんな中、ある意味では種牡馬になるよりも難しい誘導馬となることができたのが息子のサンライズヤマト。彼は今でも誘導馬として活躍しているそうです。

そして年月が経ち、不幸な知らせが…。

なんとダイタクヤマトが行方不明となったのです。

競馬の世界で行方不明というのはそのまま死を意味します。

G1を勝った馬でもこんな最後なのかと悲しい気持ちになりました。

競走馬の生存競争は過酷です…

通算成績:40戦10勝

晩成型であるが故に敬遠されたということもあるのでしょうが、彼の血はここで途絶えることになりました。

しかし私の中では強く記憶に残っています。

スプリンターズSを勝った馬はどの馬を思い浮かべるかと聞かれたら多くの人はこう言うでしょう。

ロードカナロア!」「サクラバクシンオー!

ですが私はこう答えます。

ダイタクヤマト!


ダイタクヤマト競争データ

メジロダーリング競争データ

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